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Band Descriptor

IELTS two-part question essay(2つの質問型)の書き方

IELTS の two-part(direct)question essay は、2つの質問を同じ深さで両方答えるのが核。しかも片方が意見を求めることが多い。4段落の型、Band 9 モデル、失敗パターンを解説します。

著者: Ko Inoue17 分で読了

two-part question は、別々の質問を2つ渡して、その両方に答えたかを見ます。Task 2 でいちばん簡単そうに見える型で、だからこそ点を落とす。1つ目の質問に1段落たっぷり書いて、2つ目は時間切れで駆け込みの半答えになる。試験ではこれが「設問の半分しか答えていない解答」として読まれ、Task Response の観点で、答えていない部分のぶん減点されます。

この記事は two-part question、別名 direct question / double question essay に絞ります。見分け方、2つの質問のうち片方がしばしば意見を求めていること、そして両方に同じ重さを与える方法。Task 2 の総合ガイドの下に置く、この型だけの深掘りです。

two-part question の見た目

見分け方は単純です。設問の末尾に、別々の質問が2つ、たいてい疑問符が2つ並ぶ。状況を示す文があって、そのあと直接の質問が2つ続く。「Many people today live alone rather than with family. Why is this happening? Is it a positive or negative development?」。質問が2つ、続けて置かれ、どちらも答える対象です。

呼び名は複数でも、型は1つ。two-part question、direct question、double question、どれも同じ課題です。大事なのは数。末尾の行を読んで、質問がいくつあるか数える。その数が、試験官が数える答えの数だからです。1つ落とすと、設問の主要部分が一部しか扱われていない状態になり、他が良くても Task Response が Band 5〜6 で止まる。Task 2 の5つの型はどれも設問の読みで決まりますが、この型はその「数え間違い」が起きやすい。

片方の設問が意見を求めているか見極める

ほとんどのガイドが飛ばす手順で、エッセイの半分の書き方が決まります。2つの質問は、いつも同じ種類とは限らない。

事実を問うものがあります。「Why is this happening?」は原因を、「What can be done about it?」は解決策を求める。ここは賛否の立場を取るのではなく、ぼかさずはっきり説明して答える。一方で、こちらの判断を直接求めるものもある。「Is this a positive or negative development?」「Do you think this is a good thing?」「Is this a fair situation?」。これらは意見を求めていて、その部分には明確な立場が要ります。保たれ、根拠づけられた立場。Band 7 の「A clear and developed position is presented(明確で展開された立場が示されている)」がまさにこれです。ここを避けて両面を等しく並べ、どちらとも言わずに終えると、その半分は Band 6 の「the conclusions drawn may be unclear, unjustified or repetitive(結論が不明確・根拠不足・反復的)」として読まれます。

だから計画の前に、質問を1つずつ仕分ける。事実か、意見か。「Why do people migrate to cities? Is this a positive or negative development?」なら、1つずつ違う種類です。1段落目で原因を説明し、2段落目で positive か negative に決めて論じる。この仕分けができていれば、判断を求められた質問に、どっちつかずの無難な答えを返してしまう事故を防げます。

4つの段落

Task 2 のなかで、4段落の形がそのまま最適になる唯一の型がこれです。2つの本論段落が、2つの質問にきれいに対応するから。

  • 導入。 2文。状況を言い換え、両方の答えを1行で予告する。本論に入る前に、読み手に道筋が見えるように。意見を求める質問があるなら、立場はここで述べる。
  • 本論1:質問1。 1つ目の質問だけに答える。どの質問を扱っているか示す主題文、そのあと説明または論証、そして具体例を1つ。
  • 本論2:質問2。 2つ目の質問に、同じ作りで、それ専用の段落で答える。2つの質問を混ぜない。
  • 結論。 両方の答えを言い直す1〜2文。新しいものはここに入れない。

これをきれいに保つ唯一のルール。1段落に1つの質問、そしてどちらの質問かを名指しする主題文。2つの答えが1本の論に溶けてしまうと、試験官は2つ目の質問にどこで答えたかを探すはめになる。探さないと見つからない答えは、薄いと判断されがちです。

Task Response を Band 別に

descriptor に当てはめると、以上が採点に直結します。Band 7 は「The main parts of the prompt are appropriately addressed(設問の主要部分が適切に扱われている)」「A clear and developed position is presented(明確で展開された立場が示されている)」「Main ideas are extended and supported(主な考えが展開され裏づけられている)」。両方の質問に答え、どちらも展開され、全体の答えが明確で、意見を求める部分では立場がはっきりしている状態です。Band 6 は「The main parts of the prompt are addressed (though some may be more fully covered than others)(主要部分は扱われるが、一方が他方より十分に扱われることがある)」。1つ目は充実、2つ目は薄い、あの左右非対称のエッセイがこれ。Band 5 は「The main parts of the prompt are incompletely addressed(主要部分が不完全にしか扱われていない)」で、2つ目の質問を落としたときに生じます。展開された答えが2つ、釣り合っている。これが Band 7 のラインを越えます。

Band 9 モデルと、その理由

よくある設問を見てみましょう。「In many countries, people are choosing to have children later in life. Why is this happening? Do you think it is a positive or negative development?」

Across much of the developed world, the average age of first-time parents has climbed steadily, and while the shift is driven by real gains for women, on balance I see it as a positive development rather than a cause for alarm.

The main reason is the expansion of education and careers for women. A woman who spends her twenties finishing a degree and establishing herself at work has strong incentives to postpone children until that foundation is secure, and reliable contraception has made timing a genuine choice rather than an accident. The cost of raising a child pushes in the same direction. In cities where housing and childcare swallow much of a salary, many couples wait until they can absorb the expense, so later parenthood is often a rational response to economic pressure rather than a rejection of family.

I regard this as positive because a child born to settled, financially stable parents tends to start life with real advantages. Older parents are usually more established in their careers, which means more resources and, often, more patience than they would have had at twenty-two. There are medical risks that rise with parental age, and they are worth taking seriously, but modern prenatal care manages most of them well. Weighed against the stability that older parents bring, the drawbacks are the smaller side of the ledger.

In short, people are having children later mainly because education, careers and cost now reward waiting, and I believe the trend does more good than harm, since children raised by secure, prepared parents are generally the better for it.

それぞれの狙いを見てください。導入は1つ目の質問にさらりと答え(「driven by real gains for women」)、2つ目の質問が求めた意見も述べる。だから両方の答えが最初から見えています。本論1は原因だけ、教育・キャリア・費用、判断には踏み込まない。本論2は「positive」に決めて論じ、医学的リスクを認めたうえでひっくり返す。結論は両方の答えを言い直すだけ。270語ほど、1段落に1つの質問、意見は最初から最後まで明確。

Band 6 で頭打ちにする失敗

頭打ちになる two-part のエッセイは、いくつかの失敗のどれかで止まっています。そしてどれも Task Response の一節に対応します。

いちばん多いのが、落とされた、または薄い2つ目の質問。1つ目は充実、2つ目は時間切れで2文。これが「some may be more fully covered than others」の descriptor そのものです。次が混ぜ合わせ。2つの質問が1つの一般論に溶けて、どちらも明確に答えられていない。それから、見落とされた意見。「Is this positive or negative?」を事実の質問のように扱い、立場を決めずに終える。2つ目の部分が、必要だった立場を欠く。設問と違う質問に答えてしまうのも、分かりにくく、よく起きる。「なぜ若者は地方を離れるのか」と問われているのに「それがどんな問題を生むか」へ流れる。それも立派な質問ですが、紙の上の質問ではない。そして独立した2つの質問を無理につなぐと、片方の答えをもう片方に合わせて歪めてしまう。つなぎの1文で足りたはずなのに。

どれも文法や語彙の失敗ではありません。すべて計画の段階で決まっている。だから two-part の Coherence and Cohesion は、つなぎ表現よりも構造で決まります。もちろん残り3軸も効きます。意見の部分は、幅のある文法が点になる場所です。

他の型との違い

two-part question は、近い2つの型とよく混同されます。教える側はしばしば、problem-solution essay を、2つの質問が「どんな問題?」「どんな解決策?」に固定された two-part question として説明します。その半分どうしは対応させ続ける必要がある。一般の two-part question にはその縛りがない。2つの質問は無関係でもよく、それぞれを独立に答えます。discussion essay とも混ざりやすいが、あちらは1つの論点の両面+自分の意見を求め、two-part は別々の2つの質問を求める。末尾の行を読む。疑問符が2つなら two-part、「discuss both views」なら discussion です。

毎日5分で叩く

通しで書くエッセイは40分かかり、採点までに何日もかかる。この型の急所、2つの質問を見つけることと、各質問を仕分けることは、もっと短い時間で鍛えられます。

  • 数えて仕分けドリル。 Task 2 の設問を5つ取り、質問の数を数え、1つずつ事実か意見か仕分ける。1問30秒。判断を求められた質問に無難な答えを返す事故が止まります。
  • 道筋ドリル。 両方の答えを1文で予告する導入を書く。意見を求める部分があれば立場も入れる。この1文で、本論を書く前に Coherence の点が決まります。
  • 釣り合いチェック。 昔の two-part のエッセイを取り、各本論段落の語数を数える。2つ目が短ければ、1つ目と揃うまで書き足す。

これが IELTS Drills の作りです。フィードバックは1つの Band Descriptor にタグ付けされて返るので、two-part のエッセイが6.5で止まったとき、0.5を落とした原因が、薄い2つ目の答えなのか、抜けた意見なのか、文法なのかが分かる。そしてその1つを毎日5分で叩けます。

よくある質問

two-part question だとどう見分ける? 設問の末尾に別々の質問が2つ、たいてい疑問符が2つ並びます。direct question、double question も同じ型の呼び名。末尾の質問の数を数える。それが答えるべき数です。

自分の意見は要る? 片方の質問が求めているときだけ。「Is this a positive or negative development?」や「Do you think...?」には明確な立場が要り、「why?」や「what can be done?」には賛否ではなく、ぼかさない明確な答えが要る。計画の前に各質問を仕分けてください。

どう構成する? 4段落。両方の答えを予告する導入、質問ごとに本論を1つ、短い結論。1段落に1つの質問、どちらの質問かを示す主題文をつける。

2つの質問が無関係に見えるときは? 無関係なことはよくあり、それで問題ありません。それぞれを独立に、それぞれの段落で答える。無理につながず、段落間のつなぎ1文で十分です。

problem-solution essay とどう違う? 教材では problem-solution essay を、半分が「問題」と「解決策」に固定され対応させる必要がある two-part question として説明することが多い。一般の two-part question は、関係の有無を問わず、どんな2つの質問でも問えます。

長さは? 最低250語。270〜290語あれば両方の答えを展開する余裕が出ます。250を切ると Task Response に直接響きます。

まとめ

two-part question で見られるのは、2つの質問に同じ深さで両方答えたか、そして意見を求めている質問を見抜けたか。質問を数え、事実か意見かを仕分け、それぞれに段落を1つ与え、導入で両方を予告する。2つ目の答えを1つ目と同じだけ展開する。時間切れで落とされるのは、いつも2つ目だから。この型が他の4つとどう並ぶかは Task 2 ガイドに地図があります。ここでの勝負は、両方に、しっかり答えること。IELTS Drills なら、どの軸で0.5を落としているかを、フィードバックが教えてくれます。毎日5分で。