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Band Descriptor

IELTS combination chart(複合図)Task 1 の書き方と Band 9

IELTS Writing Task 1 の combination chart(複合図・2図/複数図)の書き方。2つの設問文を結合した1つの導入と概要、本論の分け方、2つの時制の使い分け、そして Band 9 モデルを解説します。

著者: Ko Inoue15 分で読了

問題用紙をめくると、図が2つ、line graph と pie chart が並んでいます。最初に出る反応は、片方ずつ小さなレポートを書いて貼り合わせること。あるいはグラフを詳しく書いて、円グラフで時間切れになること。どちらも Task Achievement を落とします。combination は Task 1 を2つ並べたものではなく、2つのソースを1本にまとめたレポートだからです。

これは Task 1 の7型の最後で、単一の図の描写に加えて「統合」が問われる唯一の型です。だからこの記事は、個々の図の描き方は飛ばします(それは7つのチャート型と各深掘りにあります)。ここで扱うのは、この型だけに固有のスキル。1つの導入、1つの概要、きれいな段落分け、そして分けて保つ2つの時制です。点が入る理由つきの Band 9 モデルは最後に。Writing Task 1 ガイドを親記事にします。

2つのソース、1つのレポート

他の Task 1 の設問は図を1つ渡します。combination は2つ渡し、設問文も1文ではなく2文。この「2倍」が課題そのものです。採点されるのは、line graph をうまく描き pie chart をうまく描く、という別々の作業ではありません。2つが1本のレポートとして読め、両方をまたいで選べているかです。

だから単一図の技術は使いますが、ここで試されているのはそれではありません。組が bar chart と table なら、それぞれ自分のルールで描き、その上に統合スキルが乗る。だからこの記事は trend も割合も比較表現も教え直しません。図の仕組みが要るときは各図の深掘りへ。ここでは、2ソースの課題だけが求める4つに集中します。

導入は2つではなく1つ

両方の図を1文でカバーし、その1文を2つの設問文を結合して作ります。文法の見せ場が最初から組み込まれている、ということです。2つの情報を while / whereas / and で結ぶのは、上位の Band が見る複文そのものだからです。

設問は2つの設問文を渡します。「The line graph shows visitor numbers」「The pie chart shows how visitors travel」のように。両方をそのまま写せば、始める前から減点。両方を1つに言い換えれば勝ちです。「The line graph illustrates how many people visited a museum each year, while the pie chart breaks down the ways they typically arrive.」1文で両ソースを名指しし、設問を繰り返さず言い換えている。これがLexical Resourceと文法の試験を1行目でクリアするということです。

概要は両方に触れる

これを書くか、Band 5 を受け入れるか。Academic の Task Achievement で概要が最初に求められるのは Band 6 の「a relevant overview is attempted(適切な概要が試みられている)」。combination では追加ルールが1つ。概要は両方のソースに触れないといけません。各図から主要な特徴を最低1つ名指しして、そこで止める。数字は入れない。

ここで combination の2大失敗が出ます。1つ目は、片方のソースしか扱わないこと。概要が2つ目の図がないかのように読め、データの半分が欠けるので Task Achievement が低く頭打ちになる。2つ目は溺れること。図が2つなら数字も2倍で、全部報告したくなる。少なく選ぶのではなく、より厳しく選ぶ。「Overall, visitor numbers rose over the period, and the car is the most common way people reach the museum」なら、グラフから1つ、円グラフから1つ引き、1つも数字を引用する前に読者は両方の形を把握します。

図ごとに分ける、設問文ごとではなく

本論は2段落、図ごとに1つ。これがほぼ毎回うまくいく既定です。第1段落にグラフ、第2段落に円グラフ、それぞれ主要な特徴まで選び込む。読者が常にどのソースにいるか分かるので、coherenceがきれいに保たれます。

もう1つの手、図ごとではなくテーマごとに分ける方法もありますが、これは2つのソースが本当に同じ軸を共有するとき(たとえば両方が同じ地域や同じ年で分かれている)だけ効きます。共有しないなら、その構造を無理に当てると混乱するので、図ごと1段落を既定に。

どちらにせよ、2つの段落を無関係なまま並べておくことはできません。cross-chart の道しるべがつなぎます。「as for the way visitors arrive」「turning to the pie chart」「by contrast」「correspondingly」。継ぎ目の1句が、2つの描写を1本のレポートに変える。単一図の課題では出番のない cohesion の一手です。

2つの時制に注意

各図の時制はそのデータによって決まり、combination では2つが異なることがあります。この分岐がここの文法の罠です。レポート全体を1つの時制で固めて、半分を誤りやすいから。

終わった期間を扱う図は過去形、2010年から2020年の line graph のように。時間の枠がない図、「典型的に(typically)」どうするかの内訳は現在形。予測された年を含む図は未来の形。だから過去10年の line graph と日付のない pie chart の組は、片方の段落を過去、もう片方を現在で、意図して書き分ける。書く前に各図の時間枠を読み、2つの時制を1つにそろえず、別々のまま使ってください。

Band 9 モデルと、その理由

時制の混ざる組を見てみましょう。「The line graph shows the number of visitors to a museum each year from 2010 to 2020, and the pie chart shows how visitors travel to the museum in a typical year.」

The line graph illustrates how many people visited a museum annually between 2010 and 2020, while the pie chart breaks down the ways in which visitors typically reach it.

Overall, visitor numbers were higher at the end of the period than at the start, despite a mid-period peak and decline, and by far the most common way to arrive is by car.

In 2010, the museum received 400,000 visitors. This figure climbed steadily to a peak of 600,000 in 2015, an increase of roughly 40,000 a year, before falling back to 500,000 by 2020. Even after that decline, the final total remained a quarter above the level recorded a decade earlier.

As for how those visitors reach the museum, the car is by far the most popular option, used by 45 per cent, close to half of all arrivals. Public transport accounts for a further 30 per cent, while the remaining quarter travel either on foot (15 per cent) or by bicycle (10 per cent), the least common method of all.

このレポートの組み立てを追ってみてください。導入は2つの設問文を while で1つに言い換え、両ソースを名指しする。概要は各図から特徴を1つずつ、グラフの形と円グラフで最も大きい区分、数字は入れない。本論は図ごとに分かれ、1段落ずつ、継ぎ目は句点ではなく道しるべ(as for how those visitors reach the museum)。時制は意図して分けてあります。グラフの段落は過去(received、climbed、remained)、終わった期間だから。円グラフの段落は現在(is、accounts for、travel)、典型的な年に決まった日付はないから。170語ほど、両ソースを均等に扱い、引用した数字はどれも選択が残したものです。

Band 6 で頭打ちにする失敗

概要も継ぎ目もない2つの小さなレポートが、いちばん多い失敗です。1本ではなく半分の課題2つに読まれます。片方の図を厚く、もう片方を1文で薄く扱うのは「両方をカバー」の要件を破り、combination ではそれが Task Achievement。概要なしは他の Task 1 同様 Task Achievement を5に留めます。両図の数字を全部報告すると主要な特徴が埋もれる。2ソースはデータを倍にし、選択を2倍働かせないといけないからです。両段落を1つの時制で固めると、日付のない図か日付のある図のどちらかを誤る。そして2つの設問文を結合せず写すと、いちばん楽に取れる文法の点を捨てることになります。

毎日5分で叩く

  • 二重概要ドリル。 2図の設問を取り、概要だけを書く。1つ目の図から際立つ特徴を1つ、2つ目からも1つ、数字なし。30秒で、本論を書く前に「両方カバー」の癖がつきます。
  • 結合導入ドリル。 2つの設問文を while か and で1つの複文に書き直し、それぞれの半分の時制を書き添える。この1文が導入であり、同時に文法の幅の点です。
  • 継ぎ目ドリル。 2つの図を背中合わせに描いた本論を取り、あいだに cross-chart の道しるべを1つだけ足す(as for, turning to, by contrast)。この1句が、combination の cohesion の点のほとんどです。

これが IELTS Drills の作りです。フィードバックは1つの Band Descriptor にタグ付けされて返るので、combination の答案が6.5で止まったとき、0.5を落としたのが両ソースのカバー(TA)なのか、継ぎ目(CC)なのか、言い換えた導入(LR)なのか、2つの時制(GRA)なのかが分かる。その1軸を毎日5分で叩けます。

よくある質問

combination chart は何段落? 4段落が安定した形です。結合した導入、両図に触れる概要、そして図ごとに1段落の本論。本論を図ごとではなくテーマごとに分けるのは、2つのソースが同じ軸を共有するときだけ。

概要は1つ? 2つ? 1つで、両方の図に触れます。各ソースから主要な特徴を最低1つ、数字なしで。片方の図しか扱わない概要は Task Achievement を頭打ちにします。

2つの設問文は結合する? はい。両方の設問文を while / whereas / and で1つの複文に書き直すと、設問を言い換えつつ、上位の Band が評価する文法の幅を示せます。写すと減点。

両方の図は同じ時制? いつもではありません。各図の時制はその時間枠によって決まるので、日付のある傾向は過去、日付のない内訳は現在、予測された年は未来の形。2つの時制を分けて保つのは誤りではなく、正解です。

2つの図は直接比べる? 同じ軸(同じカテゴリや年)を共有するときだけ。共有しないなら、それぞれを描いて cross-chart の道しるべでつなぎ、データにない比較を無理に作らない。

何語書く? 最低150語、170〜190語あれば両図を均等に扱う余裕が出ます。20分を目安に。Task 2 は配点が2倍なので、片方の図がもう片方の時間を食わないように。

まとめ

combination は、どちらか一方の描写に加えて、2つのソースをどう結ぶかが勝負になる Task 1 の図です。だから技術は統合。2つの設問文を結合した1つの導入、各図から特徴を1つずつ挙げる概要、図ごとに分けて継ぎ目に道しるべを置いた本論、そして各図をその時間枠に合った時制で。個々の図の仕組みが要るときは、その深掘りへ。line graph・bar chart・pie chart・table・map・process diagram、すべてチャート型ガイドに地図があります。IELTS Drills なら、どの軸で0.5を落としているかを、フィードバックが教えてくれます。毎日5分で。